新音楽学部棟

 

平成23年6月議会で新音楽学部棟の予算が承認され、日建設計による新校舎は、平成25年度供用にむけて建設がはじまります。今年度予算の1億4600万円で準備、造成、基礎工事が行われる予定です。

本工事予定区域内を流れる一の池からの湧水と集水域全体の伏流水である清流には、絶滅危惧種のハネビロエゾトンボや稀産種のミルンヤンマの幼生が生息しています。堀越川流域には、東海丘陵要素の動植物が生息・生育する湿地が分布し、流水中にはカワムツA型、カワニナ、などの多様な水生生物が生息し、全国各地の湧水清流自生地で絶滅危惧種として保護保全の対象種となっているカワモズクが、広範囲にわたり生育しています。また、区域内には希少種のスズカカンアオイの群生も確認されております。

現在の工事計画では、施工により排出される濁水は区域内の清流と堀越川に流れ込むため、ハネビロエゾトンボやカワモズクをはじめとする流水中の水生生物には甚大な被害が出ると考えられます。群生するスズカカンアオイも工事により全滅すると考えられます。


新音楽学部棟建設による環境への影響

新音楽学部棟建設予定地に生息するスズカカンアオイのマッピング調査

建物概要

鉄筋コンクリート造 地上3階地下1階

敷地面積:409.343m2

延べ床面積:5897.42m2


組織配置

作曲専攻・声楽専攻・器楽専攻のうちピアノ、弦楽器