東京の竹中工務店のエークワッドという展示室で吉村先生の作品「三里塚教会」を中心とする展示が行われていた。このあと京都と大阪に巡回するので、見ていただける機会があると思われる。これはちょっと注目すべき展示。ほぼ原寸大の写真は、専門家には「ぼけてる」と言われるかもしれないが建築物の展示方法として画期的。その空間にいる、という感じがする。キリスト教徒であり、画家であり、金属を用いた彫刻家でもあり、そしてあの壮絶な三里塚闘争の委員長であった戸村一作さんが建てた教会。1959年にそこに出現した教会がいまもなお、そこにある。普通の木造住宅と全く同じ手法で、そこにある。なんだか吉村先生が、そこにいるような感じ。普通の住宅。木造の教会。

◎展覧会の詳細は、こちら

◎京都展　2014.3.17-5.18（予定）

　京都工芸繊維大学美術工芸資料館

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ギャラリーエークワッドプレスリリースより掲載