愛知県立芸術大学 建て替えについて
愛知県立芸術大学 建て替えについて
愛知県立芸術大学 建て替えについて
愛知県立芸術大学は、吉村順三によって設計され1966年に開学しました。ようやく周辺の緑が育ち、建築と自然の美しさが感じられるようになった今、これらの建築群の改造が始っています。
平成22年7月に大学は「愛知県立芸術大学施設整備ビジョン検討会」を設置、23年3月までに12回開催され報告書がまとめられました。外部の有識者、学生・卒業生の代表等も交えたとされるビジョン検討会では、学生や卒業生の意見が集約されて発表されることも、検討内容が報告される事もありませんでした。外部有識者の一人、吉村順三と共に設計に関わった奥村昭雄は、検討会のありかたに抗議し検討会からの退席宣言を出しました。旧女子寮と外人公舎は解体され、新音楽学部棟建設のため、キャンパス東側のスズカカンアオイが群生する谷は消えました。
平成23年9月から4回の議論を経て、大学は平成24年3月「愛知県立芸術大学キャンパスマスタープラン2011」をまとめました。(愛知県立芸術大学のHPでみることができます)
このサイトでは、大学が愛知県に提出した報告書、大学HPには書かれていない議論の経過、意見書などの資料を公開し、愛知芸大キャンパスの歴史的文化的価値を理解し、周辺の貴重な自然環境を大切にする方たちの活動を紹介しています。
愛知県立芸術大学 美術学部大学院第20期生
篠田 望
Architect Junzo Yoshimura's unique campus in danger Summary in English