奥村まことのブログ 吉村順三先生に学んで

 

空港のそば


2014年4月21日

再び三里塚教会のことを実際の建物を見に行ったので報告する。

建ったのは前回1959年と書いたが間違いで、1953年であった。

日曜日の10時半、礼拝が始まる時間に間に合った。この上もなく質素な、今もなお出来た時のまゝの姿で、この家をとりまくキリスト者の心の住まいとしてここにある。正面の壁が1尺ほど奥に押されて、その両方のスキマから入ってくる光が、奥に浮いている壁を照らしている。腰壁の上の十字架は梁と柱である。住まいそのものである。

参加した日曜礼拝は、部屋の真ん中に置かれた机を囲んでの勉強会であり、それぞれの人の祈りの場であった。東京の展示に続いて3月17日から5月17日までは京都工芸繊維大学の美術工芸資料館で展示されているので見ていただきたい。

http://www.museum.kit.ac.jp/img/20140317.pdf


この教会はこの形になる前、藁葺の小さな小屋であった。それがどうして建て替えることになったのか解らない。多分、自然に朽ちた部分があって戸村一作さんが建て替えたいと思ったのであろう。その藁葺の教会はいつからここにあったのか、うかがってくるのを忘れた。キリスト生誕の小屋のようであったろう。今、教会のとなりにある半分朽ちかけているところは彫刻家戸村一作の作品展示場になっていて、農機具製作と言う仕事の延長線上にある沢山の鉄の彫刻は、サビで完璧に仕上がっていた。すばらしい一日であった。

空には轟音を作る飛行機が次々と飛んでいた。