環境部自然環境課に対する、愛知芸大の新音楽学部棟の建設位置についての質問

2011/12/23

環境部自然環境課に対する、愛知芸大の新音楽学部棟の建設位置についての質問

2011年12月23日 奥村昭雄

あの谷はあの地域の大切な水系です。

あの場所以外のところということは2007年秋に芸大が作った計画以来一遍も考えられていませんし、2010年のビジョン検討会でも、あの場所あの場所と固執されました。

終始一貫、あの場所なのです。

環境課としては専門家の意見を聞いて生態系に対する影響もご存知なのに、なぜあの場所を回避するように助言なさらないのですか。その理由を教えてください。(質問1)

大学側は調査を今頃になってやっているらしいのですが、環境課ではその調査のやり方や結果をご存知ですか。県の指導によっているのですか。調査の方法と結果とそれに対する県の見解を教えてください。(質問2)

生態系の攪乱、下流域に悪影響が発生したときに「県の指導が誤っていた」ということになったらどうしますか。「あの場所」について、県の環境課が、どういう将来的な保障をしてくださるのか、お聞かせください。(質問3)

 工事中の濁流が生物に与える影響も重要です。環境課が問い合わせた生物学者はなんと言っていますか。問題が発生したら、生物学者の責任でしょうか。(質問4)

さらに申し上げたいのは、愛知芸大全体の汚水処理状態の心配です。現状がうまくいっているかということです。最終処理槽が長鶴池のすぐ東側にありますが、愛知芸大の広大なキャンパスの汚水排水系統がたいへん心配です。そこにもってきて「あの場所」に新音楽学部棟を建てると、汚水の発生する標高がほかの建物よりも低いのですから、汚水が堀越川に影響を与えることが予想されます。容量の大きい合併浄化槽を設置すればかなり良好な水質を作れますが、それとてもCODが5PPMを上回る可能性が高く、その影響は大きいと思います。それに対する環境課としての対策は何ですか。(質問5)

 「あの場所」は魔の建設地として、様々な好ましからざる数値を産むと思われます。問題が発生してから「県の指導が誤っていた」ということになると困ります。現在、計画をすすめている方たちは本当に愛知芸大を将来的にも大切にしてくれるかどうか疑わしい。やはり、一番しっかり考えてくださるのは「県」でありましょう。

 「あの場所」について、県の環境課が、どういう将来的な保証をしてくださるのか、上記五つの質問に回答をお願いします。



この質問に対する愛知県環境部自然環境課からの回答はこちら

 

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