県立芸術大学学生寮(女子寮)に関係する経緯
県立芸術大学学生寮(女子寮)に関係する経緯
2011/02/23
1966年 竣工
2006年8月 法人化で三ヶ峯寮廃寮になるとのことで、天野武子教授等存続に奮闘される。
2006年12月 県から発注されている改修基本計画が途中で改築に方向転換するよう指示された。
2007年10月16日 教員作品展で長谷高史教授が、既学生寮の敷地は国際化に向けて研究所用地と
して確保し、新領域施設の建設に対応すると発表(「愛知県立芸大施設整備基本構想2007」)。
2008年6月20日 県公共建築課より学生寮の耐震診断結果出る
2008年 大学は、2009年に(株)セキスイに新学生寮を建設させるため、1億円の予算を用意して
賃貸用の土地造成工事を、新学生寮の外構工事の一部までを含めて、(株)セキスイに発注した模様。そこにあった既存の教職員住宅5棟がいつ県に返却され、いつ県が資産処理の解体工事をしたのかは不明。
2008年 奥村昭雄より学長、知事他の方々に問い合わせをする。
2009年1月9日 長谷高史教授が奥村宅に初めて来られ、今回の新音楽学部棟の基本設計を始めますと言われ、場所、面積、予算(26,612千円)を明記した県担当課の内部文書を示される。
2009年4月30日 学生自治会から、「芸術大学整備基本計画」の模型が管理棟3階に初めて展示さ
れたと相談があり、模型を確認に行ったところ、講義棟、体育館を除いて、女子寮をはじめすべての建物が改築される計画であるのを知る。
2009年6月 大学、(株)セキスイに35年の定期借地権で敷地を賃貸して、新学生寮を建てさせる。
2009年8月21日 長谷高史教授が、日建設計がこのたび音楽レッスン棟の基本設計を受注したと日
建設計を連れて奥村宅に来られ、改築計画のマスタープランを説明された。全工事費280億を県
は認めていないが、Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期、Ⅳ期に分けるのはOK。Ⅰ期の30億は決まった。女子寮は壊して種地にすると言われた。
2010年1月 新学生寮への案内が学内に発表される
2010年2月19日 吉村順三ギャラリー、高尾副知事に再考を要請。
2010年3月 県議会で新音楽学部棟の基本設計の認可、実施設計費の承認がされたが、その予算の内訳に女子寮と外人公舎の解体費が含まれていることが議会で説明されず、「寮解体費隠し計上」の新聞記事が出る。まだ使える女子寮の解体工事が異敷地の建物の実施設計の段階で何故必要とされ関係するのか、そして何故新音楽学部棟の机上の設計作業費用で、受注者が異なる県資産解体工事が発注されるのか疑われる。
2010年3月 学生寮閉寮された模様。
2010年3月31日 大学は、県が学生寮を壊すというので県に返した。
2010年4月 新学生寮オープン
2010年4月16日 前学事振興課後藤由起夫氏の説明あり:大学が今の女子寮は使うつもりはないとのことで、廃止が決まっていたので県はお金を出せなかった。使うなら県は改修して出資することになる。撤去して下さいと言われれば、県が壊すことになる。
2010年4月16日 学事振興課課長補佐丹羽氏の説明あり:女子寮を大学法人で確保したので、古い女子寮は必要がなくなったという報告が大学法人から県にあった。建物は法人が使える状態にしてから法人に出資することになっている。 土地は法人に既にその管理・使用をまかせている。
2010年5月31日 長谷高史教授が急に奥村宅に来られ(第3回目)、県がマスタープランを認めな
い、お金を認めないとのこと。学生寮は4年前に県が福利厚生施設はダメということを決めた。
他の県はそうでないが愛知県はそうなのです。教職員住宅もダメ。用途変更して使おうと思ったが各学部から用途の要求が出ない。女子寮はアトリエにも使えない、レッスン室にも使えない、ということ。教員宿舎は間仕切りをはずして芸術学科の研究室にしました。また女子寮は耐震のランクAですが集会室はBとのこと。木造教員公舎は(県に)返します。A公舎(学長公舎)だけ耐震をやります。始めの設計とは違っていて離れはないとのこと。
2010年6月2日 学事振興課山下氏の説明あり:女子寮は職員のものでないので、県の福利厚正施
設にはあたりません。法人が今の2人部屋・4人部屋を1人の個人部屋にしたいとのこと。今のは天井が低いので使えない、天井が低く部屋が狭いので別の用途にも使えないとのこと。寮は必要だが、個人部屋のある現代的なものを大学がほしいとのこと。今のはもういりませんとのこと。使っていただけないものは壊すしかない。愛芸の建物はすべて直して法人に渡すことになっており、期限はない。 土地は既に法人のものになっている。売買も可とのこと。
2010年6月10日 初めて学内全教員への大学整備に関する説明会が開かれ、女子寮を転用したいと
の意見があり、県に聞くということになったが、聞いた様子はない。
2010年7月 ビジョン検討会で、天野武子教授が、女子寮は最悪の環境で建て替えて欲しいとお願い
したと言われる。
2010年 ビジョン検討会で、女子寮は壊して新音楽学部棟工事の資材置き場と現場小屋にしますと説明あり。
注目!