愛知県立芸術大学の学生とOBのみなさんへ 奥村昭雄先生より

2009/06/28

愛知県立芸術大学の学生とOBのみなさんへ    2009.6.28 奥村昭雄


始めに愛知芸大の設計を吉村順三先生と一緒にやった者として意見を述べます。


2007年、愛知県立芸術大学の建築および環境は歴史的価値を保持すべきものと


して、日本の建物125の中の一つとしてドコモモに選ばれました。


愛知芸大は新学部や学生の増加により増築の必要性が起こっていることは認めら


ます。当初からそのことは考えの中にありました。桑原知事の意向もあって充分な


空地が確保されているので、既存の施設を生かしながら、新しい要求にも応えること


が出来る筈です。


講義室棟・音楽学部棟・美術学部棟・奏楽堂・図書館棟・資料展示館棟・大学本部棟・


学生ホール・体育館棟・女子寮・教職員クラブ・教職員住宅は、それぞれ「独自の構造


方式によるデザイン」を、芸術大学の教育環境としてふさわしいものとして考えました。


女子寮をはじめ、既存の建物が修理などにより活き活きとした姿になり、新しい


「独自性をもった建物」との美しいバランスをとって形成されることを望みます。


すばらしい自然の散歩道の整備は学生さん達に是非お願いしたい。


音楽や美術を愛知県の市民に提供する場にもしていただきたい。


よろしくお願いします。

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